
久しぶりに高校時代の友人達と集まったとき、
仕事とか金の話になるわけですが
聞いてみると思ったよりもらっていない。
おそらく全員28万以下。
具体的に月収、厚生年金、交通費などを聞き出し手取りを把握したわけではないが、
概算としてはそれくらいになるなーと聞いてて思った。
IT業界とかめっちゃもらってそうなイメージあったけどそうでもないようだし、
一部上場会社の正社員でも手取り19万とかだそうです。嫁もいるけど頑張ってる。
昔は長く勤めるほど給料が増えてたけど、今は全然あがっていかないから
働き出した頃とそんな変わらないと言っていた。
役職付きの上司でも+3万くらいでみんな大変とも聞いた。
そこで はたと気づきました。ニュースでよく見る「若者の○○離れ」という言葉。
最近のやつは車を持ちたがらない、
飲み会の付き合いをしない、
結婚しない、
腕時計買わない、
テレビ持たない、などなど。
これって金がないだけじゃねーのかな。
興味がないって人もいるだろうけど、
「できれば欲しいけどお金をかける余裕がない」って人も多そうだ。
どっちにしろ昔より娯楽費が減ったのは間違いない。
僕も貧乏だが自転車にだけ使ってるからなんとかなってるって面も大きい。
友達も「お金ない」っていってるわりには自分の好きなことには結構 使ってたりするんだよな。
気持ちはすごいわかるわ-。

5年ぶりに高校の友人と会う。
30代、みんな仕事をバリバリこなす。
IT関係、サービス業、塗料メーカー。仕事は色々だけど忙しくしているようだ。
社会の流れにも敏感な脂の乗り切った働き盛りの男たち。
そんな男たちが集まると どんな話をすると思いますか。
国防、憲法、集団的自衛権、近隣諸国との問題などが入り混じった安保法案?
昨今取りざたされる三井不動産、旭化成のマンション傾斜・偽装問題?
堅調な推移をみせる日経平均や世界株価の動向と欧州の不景気?
どれも違いまして、正解は「ハゲたらどうするか」です。
真面目な話もしますが、ハゲの話は みんな目がマジ。こんな熱意みたことない。
かく言う僕も瞳の中に燃えさかる炎が見えるくらい真剣に話している。
皆ちょっとずつ減ってきてすごい恐怖がある。
ハゲたらどうするか。3パターンに分かれました。
①残った部分を伸ばしてハゲてる部分にそっと乗せる「バーコード派」
②カツラをかぶって『禿げてない』と言い張る「アートネイチャー派」
③ここまで来たら いさぎよく全部カット、「丸坊主派」
バーコード派は昔に多かったけど最近は見ない気がするが、我々の中にも1人だけいました。
彼は「金ないからカツラ買えない、営業で女性とよく合うのでスキンヘッドは威圧感ありそうで難しい」
という社会に揉まれた悲しみのバーコードバトラーでした。
僕は丸坊主派です。髪が生えなかったら仕方ないので、この際スッキリしようかなと思っている。
何年後か奈良でBASSO乗ってる丸坊主のオッサン見かけたら、それはそういうことです。
サイクルキャップがとっても似合うようになったら、それはそういう事になったというわけなんですよ。

もう年末なんだな。冬の風物詩だ。
そういや昔に郵便局で配達のバイトをした事があったけど
高校生は原付の免許を持っていても全員が赤い自転車で配る事になっていた。
当時は高校2年だったので自転車の前や後ろ郵便物をいっぱい詰め込んで自転車で走ることになった。
(前カゴは付いてなくて黒いカバンを固定させるというやり方でした。)

荷物を詰め込むもんだから出発直後はとても重く
「あれ?俺、子泣きジジイ背負ってる?」と錯覚するほどに進まないし、坂道を登る時は必ず歩いてた。
坂道でヒーヒー言ってるのは今と変わらないが、当時の僕は
「ハァハァ、はやくオートバイに乗りたい、ハァハァ」とつぶやいていた。
メチャクチャ重かった赤い自転車も今は懐かしく、セピア色の思い出の中で輝いている。
クロスやロードも乗ってる現在になって思うのは
もし今、あの赤い自転車に乗ったなら
風を切って悠々と走れるんじゃないか。
つらかった あの坂も乗り越えれるんじゃないだろうか。
そんな気がしてならない。

休日に自転車乗らないと休んだ気がしない。
曜日感覚がおかしい感じがして
火曜の今、サイクリングに行きたいと心がはやっている。
とても健康的な中毒症状だ。 休日 早く来い。