ロードバイク(BASSOのLOTO)、クロスバイク(プレスポ)乗りのブログ
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最近、自転車保険の広告を目にするようになった。
子供が自転車で事故をおこし、「あなたに9520万円支払えますか」

自転車事故も何千万円という高額賠償されるケースが増えているというニュースを聞くが
どんな事故だったのか。
なぜ高いなるのか。
どうすれば防げるのか。


これを考えていくため、
高額賠償になったケース順に原因を見ていきたいと思う。

1位  9520万 (2013年7月判決、神戸地裁)

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事故現場。
9月の夜7時ごろ、小学5年男児が時速20~30キロでライトを点灯
マウンテンバイクで坂を下っているときに60代女性と衝突。
2メートル跳ね跳ばれた女性は意識不明となり寝たきりになってしまう。
今も会話はできず、夫が24時間 在宅介護をしている。

少年 「女性に気づかなかった」
裁判所は少年の前方不注視が事故の原因と認定。
少年の母親に対しても「指導や注意が功を奏しておらず、監督義務を果たしていない」として、
母親に計約9500万円の賠償を命じ、大阪高裁もほぼ同額の賠償を命じて判決は確定した。

主な内訳は
①将来の介護費用 約4000万円
②逸失利益     約2200万円
③後遺症に対する慰謝料 2,800万円
④治療費、入院費ほか 約500万円

なお、現在も母親からの支払いや謝罪はない模様

2位  9,266万円 (2008年6月判決、東京地裁)
男子高校生が昼間、自転車横断帯のかなり手前の歩道から車道を斜めに横断し、
対向車線を自転車で直進してきた男性会社員(24歳)と衝突。
男性会社員に重大な障害(言語機能の喪失等)が残った。

3位  6,779万円 (2003年9月判決、東京地裁)
男性が夕方、ペットボトルを片手に下り坂をスピードを落とさず走行し交差点に進入
横断歩道を横断中の女性(38歳)と衝突。女性は脳挫傷等で3日後に死亡した。

4位  5,438万円 (2007年4月判決、東京地裁)
昼間、信号無視した37歳の男性の自転車が
青信号で横断歩道を歩行中の55歳女性と衝突。
女性は頭蓋内損傷等で11日後に死亡した。

5位  5,000万円 (2005年11月判決、横浜地裁)
女子高校生が夜間、携帯電話を操作しながら無灯火で走行中に
看護師の女性と衝突。女性には重大な障害が残った。

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6位  4746万円 (2013年1月判決、東京地裁)
信号無視した自転車男性(46)が横断歩道を渡っていた女性(75)に衝突、
女性は死亡。
  
7位  4,043万円 (2005年9月判決、東京地裁)
男子高校生が朝、信号無視をして交差点に進入、
旋盤工(62歳)の男性が運転するオートバイと衝突。
旋盤工は頭蓋内損傷で13日後に死亡した。

8位  3,424万円 (2002年4月判決)
二人乗りをして惰性にまかせて坂をかなりのスピードで下り
交差点で自転車と衝突。被害者は植物状態となり1年4カ月後に死亡 

9位  3,138万円 (2002年2月判決、さいたま地裁)
男子高校生が朝、自転車で歩道から交差点に無理に進入し
女性の保険勧誘員(60歳)が運転する自転車と衝突。
保険勧誘員は頭蓋骨骨折を負い9日後に死亡した。

10位  3,120万円 (2002年判決、名古屋地裁)
無灯火で走っていた中学生の自転車が、電柱をさけ車道に出た老女と衝突。
女性は頭部外傷で後遺障害2級の障害を残した
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高額賠償になる3つの理由

これらの事例から読み取れるのは
まずすべてのケースで自転車に大きな交通違反がある

そして
1.歩行者との衝突事故である
2.自転車の過失が大きい
3.死亡事故より障害が残った方が賠償額は高くなる


自転車は歩行者を避け安全に走行する義務がある。
にもかかわらず、信号無視したり携帯見ながら走ったりして
歩行者にぶつかると、義務を果たしていないことになり その責任は大きい。
責任が大きいという事は事故で発生した損害を負担しなくちゃならない。

また大きな後遺障害が残った時、介護費用とか入院費用などが認定され、
平均寿命までの将来の費用も加算されるため、
結果として亡くなるケースより かなり高額になる事も多い。
(介護費用は1日8000円~1万5000円くらい。これが10年分なら約3500万円に)

高額賠償になる事故対策

ありきたりな答えですが
・ルールを守った安全運転をする
・万が一のために自転車保険に入る。

というのが一番です。というかこれしかない。

僕は自転車乗る前から車の保険の付帯特約に入ってるので
なにかあった時はこれでカバーできる。
自転車の保険料は1カ月300円~1000円くらいが多いです。