ロードバイク(BASSOのLOTO)、クロスバイク(プレスポ)乗りのブログ
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知人の女性は妊娠中だったが
体調がすぐれず病院に行くと妊娠糖尿病と診断された。
病気の影響はお腹の子にも及び、調べてみると手に奇形が見られた。

肩こりの酷い人は 目や首や腰に疲れが出てくるように、
体の異変というのは一つ出てくると、他にまで変化をもたらす。

その子も詳しく調べると染色体に異常があり
脳に障害があること、
体力がないので帝王切開になること、
生まれても およそ6年しか生きられないと医師から告げられた。

生まれる前から余命宣告される その命は あまりに儚く、
全ての生き物が死と隣り合わせであるという当たり前の事に気づかされる。

予定日は4月初旬。
出産はトラブル無く成功したが
生まれた彼の体温は およそ12時間でこの世から永遠に失われた。

通夜の夜、知人の女性は穏やかな表情を浮かべ普段と変わらない様子だった。
そこに悲痛な想いを胸に隠すものはなく、どこか吹っ切れたような、
台風の後の青空のような清々しさがあった。

それは生まれる前から命の告知があったからだろう。
出産してから障害の事や6年しか生きられないと知ったなら
もっと取り乱していたのかもしれない。 覚悟を決めた女性はいつだって強い。

人は死ぬ。例外なく死ぬ。
「障害」「短い余命」を考えると苦しんで生きるよりは、という一抹の思いもあり、
しかし散るにはあまりに早すぎるという思いも残る。

か細い声の念仏を聞きながら 命への自問自答を繰り返していた。
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